22年度からプログラミング必修

文部科学省の新学習指導要領によると22年度から高校生に必修科目「情報Ⅰ」ではプログラミングの作成が課されることになるそうです。

理科や数学の知識を用いて探求する、生徒が受け身にならない内容を目指すそうです。

大変に良い傾向です。数学は単に知識を手に入れただけでは不十分です。得られた知識をもとにいかに有用に作用させるかが問われています。 プログラミングと数学はとても相性が良いです。

「知識の風を受けて高く飛べ!」です。

Indiumの奮起

県立高校合格後、しばらくの休息を堪能していた Indium くん。ついに深い眠りから目覚める。 ごごごっ。

「サケの滝越え作戦」もあと1週間程度を残すのみ。青〇〇〇〇の練習問題を1日で75個は新記録です。脅威的アウトプットです。願わくばこれが線香花火ではなく、毎日、持続することを願います。

彼は 数学A第1章「場合の数」 fellow 担当です。一緒にがんばりましょう。

桜ー満開

散歩道に桜が満開です。 ソメイヨシノ(だと思います)が空間を圧倒するあでやかさで咲き誇っています。白、薄いピンクの花。古くから日本人が愛してやまない桜。自分の故郷の北海道ではエゾヤマザクラが主です。葉桜が普通です。

ソメイヨシノほど鮮やかではありませんが、なんだかより自然に感じられてこれも趣があって良いものです。

ところで、ソメイヨシノは江戸時代に品種を見出され、以後日本中に、世界中にクローンとして拡散したのはご存じですか? つまり元のソメイヨシノから挿し木で増殖したため遺伝情報がすべて全く同一ということです。

これと同様の例がジャガイモです。畑一面のジャガイモが全く同じ遺伝子情報を持っているということになります。

地下茎である種芋を切り分けて種芋として植え付けるため、いったん疫病が生じたら、耐性において個体差が無いわけですからあっという間に全滅の恐れがあるということです。ずいぶんとリスクの高いことです。

ソメイヨシノについては専門家によって何らかの保護対策がなされていることを期待します。 ジャガイモの原産地であるアンデス山脈の地では品種違いを7種位を混合し栽培するそうです。

問題2

\(6a^2-ab-12^2=0\)で、\(\displaystyle \frac{9a^2-28b^2}{3ab}\)が負の数となるとき、この分数式を求めよ。


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問題1

\(m^3n-mn^3\)が
6の倍数であることを示せ。
(\(m,n\)は整数)

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水素利用の電車

報道によりますと、ドイツ、シーメンス社が水素タンク車を牽引しつつ発電を行い列車を走行させるシステムを近く実用化することになるそうです。

CO2を排出せず、電化するよりも架線の設置・メインテナンスを必要とせずローコスト、実質ディーゼル機関車→電気機関車への置き換え需要の中間をすべてを獲得する可能性があると思います。 架線を用いた電車システムにとっては強敵が現れたことになりますね。

じつは私が以前から望んでいた技術的アイデアでした。乗用車よりも大型トラック、小型船より大型貨物船などが水素ガス燃料に適していると考えます。それと北国では冬季の暖房に大型の灯油タンクを屋外に設置しますが、これも水素ガスに。

いやそれよりも一番大きなCO2発生源の製鉄所と発電所を水素化できれば世界的には一番大きな効果がありますね。 石炭→石油→天然ガス→水素ガスと最後のエネルギー革命が進行しつつあるのでしょうか?

先取り学習の必要性

最もやることが多くて、演習量もずば抜けて多いのは数学です。そのつもりで十分に労力と時間を投入しなければなりません。

また困ったことに一旦、ある単元を落とすと次々にそれが次の単元の理解に悪影響を与えます。先取り学習の必要性はここにあります。先取り学習で余裕をもって現在の単元をマスターすることでこのような失敗を未然に防止できます。

先取り学習でより深く理解できます。ある意味で先取り学習は安全保障システムとも言えます。

別解は創造性の発露

図形問題で本解を含め4つの解法が発案されました。 中でも「メネラウスの定理」を使うのは逸品です。

ちょっと脱帽ものです。それにしても、解に至る道筋が4人が4人とも違うのには驚きました。第五番目の解法があるかもしれません。 別解こそが創造性をはぐくむ絶好の練習の場になると思います。

近く、「解けますか?」に設定する予定です。

ペーパー模型_イベント

イベントとして, 立方の展開公式

\(( a + b )^3 = a^3 + 3a^2b + 3ab^2 + b^3 \)

を示す模型を製作しました。 リーダーシップえを発揮してもらおうと思い、経験の最も深いと思われる Bohrium くんに全体をマネージしてもらい、他の6人は彼の指示のもとに製作作業を分担、実施しました。

採寸、見取り図作成、展開図作成、図面チェック、作成の各工程を順調にこなし、約2時間で完成しました。

所感 : 思った以上に順調である。リーダーは慣れないと、全部自分でやってしまいがちなのですが、全体構想のもとメンバーに支持を行いこれの進行の度合いを確認するのが自分の使命であることを認識することが大切です。 各メンバーは自分の使命をしっかり達成しようとの意気込みにあふれていたようにみうけられた。 

ただ、完成品は薄紙によるたわみなど技術的に改善すべき点がまだある。今後は試作品を数個作成し、問題点と完成の度合いを確認してから、一斉手配とすべきであった。古くは「つくば市の風車の失敗例」など貴重な教訓を生かすべきだった。試作の重要さを良く認識すべきである。

今後は、今回の実績を踏まえて、アーチ橋、要塞など規模の大きいものにチャレンジをするのも可能ではないか? 第一にリーダーの養成を目的とした場合、事前にリーダー教育などは無しにまず実際にリーダーをやってみて、不足するところを考えてもらうのが良いと思った。あと他のメンバーも最初から自分のミッションを意識してもらうことは大切だと感じた。

ヒューマン・エラー

計算ミスは悔しいものですが、原因と対策を考えてみましょう。昨日、受講生が微分計算のなかで単純な転記ミスを行いました。

\( y = (x -1)^4 \)
\( y’ = 4(x-1)^3(x-1)’\)
\( = 4(x-3)^3 \bullet 1\)
\( = 4(x-3)^3 \)

正しくは
\( y = (x -1)^4 \)
\( y’ = 4(x-1)^3(x-1)’\)
\( = 4(x-1)^3 \bullet 1\)
\( = 4(x-1)^3 \)

です。 しかし、なぜ、1 → 3 としてしまったのでしょうか?

原因は\(4(x-1)^3\) の\(3\)に引き寄せられてということですが、頭の中で”3じょう”ととなえたために「転写」されたのでしょう。

このタイプのエラーを防止する方法は「1行書いたらすぐに振り返る」が有効でしょう。

道路を渡るときには「左右を見て、もう一度、左右を見てから渡りましょう」が正しい渡り方です。