やるの、やらないの、はっきりして欲しい。(中3男子)
その通りだけど、時代背景の違いが。
私が小5の時1964年東京大会だった。その前は1960年ローマ大会だった。
古橋広之進 ”フルハシがんばれ!フルハシがんばれ!”のラジオ放送をドキュメンタリーで聞いたことがあるだけ。
ドキュメンタリで古橋氏が回想していました。” 負けたら、本当に死のうと思っていました。”このくらい国民の
期待は高まっていたのです。
二人の国民的英雄がいた。あの頃は戦後間もないころだったらしい。大人はみな敗戦で自信喪失状態だった。
ロンドン大会不参加、が水泳の英雄 フジヤマのトビウオ 古橋広之進(フルハシ ヒロノシン)選手
日本初のノーベル物理学賞受賞 知のハンター 中間子論の 湯川秀樹 (ユカワ ヒデキ)博士
今だからわかる。どれほど、当時の多くの日本人に自信、勇気、そして希望を与えたかを。
そして、1964年の東京大会は戦後復興を世界にお披露目する舞台装置だったのです。
満州事変に出征の経験がある私の父は普段は一切戦争の話はしませんでした。しかし
東京オリンピックの報道には異常に興奮していたのを覚えています。子供である私には
ただのスポーツ報道になぜこんなに大人は気が高ぶるのか不思議でした。
そして2020年の東京大会。あの前回の異様な興奮状態の東京大会の再現はいかにも無理では。
大過なく粛々と実施されんことを願います。